生 涯 健 康
私は、父からこの仕事を受け継ぎ、早50年、そして素晴らしき社員とともに配置薬の仕事をさせていただいております。
配置は、320有余年前から続いており、お得意先との信頼関係で成り立っている素晴らしいシステムです。
そしてもっと素晴らしいことがあります。
それは、我々が扱っている和漢薬・生薬処方の薬が、実に320年以上続いているという事実です。
例えば、六神丸400年、熊胆円900年、赤玉はら薬300年、しかりです。
この間に、何万という薬や健康食品が出ては消え、また新しく出て、この浮き沈みの激しい傾向は現在も続いています。
今日、生まれた薬や栄養機能食品は、いつまで続くのだろうか?
また、今後、300年の淘汰に生き残ることができるのだろうか?
そのように考えると、我々が販売をしている和漢薬・生薬処方の薬は、300年以上にわたる人為淘汰の末に残った、
まさに本物の商品であります。
確かに配置薬業界を取り巻く昨今の経営環境は、先行き不透明ですが、古くからの優れた本物の商品を
見直すと同時に、お得意様 と真剣に向き合って会話を重ね、人間力を駆使して時代の荒波を乗り越えて
今日に生き残ってきた先人の知恵を、もう一度見直す時期に来ています。
配置薬業の仕事の目的は、3つあります。
1. 健康を維持する。
2. 病気を予防する。
3. 病気を治療する。
もちろん、我々の取り扱っている医薬品・保健機能食品などでできる範囲で行うことです。
そして「生涯健康」への提案活動を通じて、一人でも多くの皆様にお役に立つことが
私たちの仕事の真の目的です。
このことを忠実に、脇目もふらずに、ただお得意様の「生涯健康」だけを考え、仕事をすることで
「人の信用」・「商品の信用」・「商法の信用」という3つの信用が重なり合い、お得意様との
信頼関係が築きあげられていきます。
その結果、お得意様が、私達を医療に携わるプロとして認知、信頼してくださるはずです。
私は、配置薬業をより一層、社会に定着させ、消費者にとって無くてはならない、そういう存在にしたい。
それが先人、先輩への恩返しそして後人への贈り物だと思います。
合掌
代表取締役 温 盛 裕